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臙脂色(えんじいろ) のれんの伝統色

濃い暗めの赤色で日常生活でも良く目にする色ですが、
とても日本的な色で、臙脂色に染めたのれんは和の雰囲気になります。
濃い色のものからやや薄い色も臙脂と呼ぶこともあり、比較的幅広い色域を指します。

臙脂という色は古くからありあすが、日常的に使う色名として定着したのは明治以降と言われていて、比較的新しい近年使われはじめた色名のようです。
現在では、ゆのれんの男性が青や紺ののれん、女性が赤や臙脂ののれんというのが定番です。 紺が男性色として確立されていくのと同時に対になる色として定着しています。

臙脂の濃い赤を再現するには、紅花や蘇芳、茜、ケルメス、コチニールなどが用いられました。
臙脂の歴史をさかのぼっていくと中国にたどり着くようですが、あまりにも古いので詳しいことは定かではありません。名前の由来は国名の臙からであるとか、赤色の染色材料で有名な山からきているとか諸説あるようです。
日本で臙脂の歴史をさかのぼっていくと生臙脂にたどり着きます。
生臙脂は奈良時代以前に中国から伝わった顔料で、ラック貝殻虫という虫から採取します。ラック貝殻虫はインド周辺に生息し、分泌した樹脂を利用するそうです。

染色材料に虫を用いるのは珍しいことではなく、先ほど染色材料としてあげたケルメスとコチニールも虫に由来するもので、コチニールは現在でも様々なものに用いられていて、食品や化粧品にも用いられています。

某有名コーヒーショップのストロベリーの赤色を再現するのに使われていたことがあったり、テレビCMもされていた有名な飲料に使われていたりします。
私がコンビニで買ったパンの成分表示にもコチニールの表記がありました。

虫由来の着色料が使われているとなるとイメージは悪いですが、健康上は全く問題ありません。食品添加物として認められているので非常に高い安全基準をクリアしています。
衣服やインテリアなどを染める着色料は食品レベルの安全性があるとは言えませんので、コチニールは安全な人に優しい着色料と言えるかもしれません。(※しっかりと管理されたコチニールに限ります。)

コチニール貝殻虫(臙脂虫・えんじ虫)は南米のサボテンに寄生する虫で、コチニールから出来る顔料はカーマイン、日本では洋紅(ようべに、ようこう色)と呼ばれます。


         
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