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裁ちばさみのお手入れ方法と注意点

お手入れの目的はさび止め(防錆)と動きを良くする(潤滑)です。
動きをスムーズにすると摩耗を少なくすることにもつながります。

裁ちばさみを使う方はミシン油をもっていることが多いと思いますので、
ミシン油を使ってください。
はさみに付いている繊維くずを布などでふき取ります。
ミシン油を布に少量含ませ、金属部分に薄く塗ります。
これで防錆と潤滑の両方のお手入れが完了です。

注意点は、
金属部分を手で直接持たないこと。
手の油などが付くとそこから錆びやすくなります。

錆びているはさみと、錆びていないはさみがある場合は、
錆びていないほうから手入れをすること。
錆びがつくとそこから錆びやすくなります(もらい錆び)。

ネジ部分(支点の部分)には油をさしすぎないこと。
ネジの周りは毛細管現象でどんどん油が入っていきますので、
塗りすぎると後から徐々にしみだしてきて布を切るときに汚してしまいます。

樹脂部分(プラスチック部分)には油を塗らないこと。
油の種類にもよると思いますが、ものによっては劣化させ、変色やひび割れをおこす可能性があります。
ハンドル部分の黒い塗装も、何らかの樹脂だと思いますので塗らないほうがよいです。

ミシン油の成分は製品によってさまざまだと思いますが、
サラッとしていて薄く塗ることができ、長期間変質しにくいものが多いと思いますので、お手入れ油として適しています。
ミシン油がない方は刃物用のお手入れ油を使用してください。
ミシン油にしても、お手入れ油にしても、品質の悪いものは、時間がたつと変質して固まってしまって、
茶色い油染みとなってしまうこともありますので、ちゃんとしたものがよいです。

身近な防錆潤滑剤でKURE CRC 5-56がありますが裁ちばさみに使うには注意が必要です。
556のメーカーも明言していますが、溶剤が入っているので樹脂部分をダメにします。
(樹脂に使用できるタイプの556もありますが、通常品は樹脂には使用できません。)
時間がたつと揮発しますので長期保管には使用できません。(防錆期間の目安は3か月とメーカーが公表しています)

刃物のお手入れでシリコンオイルやシリコンスプレーも聞いたことがありますが、
シリコン成分には防錆効果はないと思いますので、
ベースのオイルなどによって防錆効果があったり、なかったりだと思います。
有名メーカーのシリコンスプレーを事務用のはさみに使ったことがありますが、
強力な被膜を形成するタイプだったので、はさみの厚さが増してしまい、
かみ合わせが変わってしまって、 かえって動きが重くなってしまったことがあります。

防錆紙

サビを防いでくれる紙で、購入時にはさみに巻いてあることもあります。
紙からサビを防ぐ成分が少しずつ気化するので、密閉することにより、より効果が発揮されます。
防錆効果は密閉時で数年もつようですが、密閉していないと半年くらいのようです。



 

         
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